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新領域での
研究経験をいかして
さまざまな業務に挑戦

S.Y.

研究・開発系

研究開発本部機能材料研究所

2024年新卒入社/農学府研究科修了

入社理由は?

自然に囲まれた環境で育ち、森林が身近にある暮らしをしてきたことから、日本の国土の約7割を占める森林資源の価値を高める仕事に携わりたいと考えるようになりました。そうした想いから関心を持ったのが製紙業界です。中でも日本製紙を志望した理由は、木材成分であるリグニンを活用した製品を業界に先駆けて展開していた点にあります。大学時代には、リグニンを微生物で分解し、その代謝物から有効利用できる物質を探索する研究に取り組んでおり、自身の研究テーマとも重なる部分に強い魅力を感じました。また、製紙というコア技術をいかした研究開発にとどまらず、自動車、電池、ディスプレイなど、新たな分野への展開にも積極的に挑戦している点にも惹かれ、日本製紙でなら森林資源の可能性を広げる仕事ができると考えました。

仕事のどこが好き?

ゼロから検討と実験を重ね、「これならお客さまの要望に応えられる」と確信できた技術や製品が、量産へと動き出す。そのプロセスを構想段階から最後まで主導できることに、研究職ならではのやりがいを感じています。一方で、すべてが順調に進むわけではありません。量産を目前にした段階で、突発的な事情により原料の変更を余儀なくされたこともありました。限られた時間の中で代替原料を探し、性能を維持できる配合を一から見直すのは決して簡単ではありませんでしたが、試行錯誤を重ねて課題を乗り越え、自分が関わった製品が世の中に届けられたときの達成感は、何ものにも代えがたいものです。

電子機器をターゲットにしたハードコートフィルムを開発

現在はどんな業務を担当していますか。

現在は、スマートフォンやパソコンなどのディスプレイに用いられ、画面の見やすさや美しさ、回路基板の保護などに貢献するハードコートフィルム(ディスプレイ用機能性フィルム)の研究開発に取り組んでいます。主に海外向け製品を担当していますが、チーム体制で業務が進められているため、主担当以外の開発案件についても進捗管理に携わっており、日々多くの経験や知識を積むことができています。現在研究開発に取り組んでいる製品は、大学時代に専門としていたリグニンとは直接関係のない分野です。それでも「これまでに学んでこなかった領域に挑戦したい」という想いから、この部署を志望しました。

研究・営業・工場が三位一体となって目標を達成

取り組んでいる研究開発の特徴を教えてください。

なんといってもスピードの速さが特徴的です。営業を介して、デバイスメーカーなどのお客さまから当社のハードコートフィルムへの機能向上に関する要望を受けると、速やかに試作に取り掛かり、数か月というスパンで試作を経て改善後の製品をお客様へご提案するという流れが一般的なパターンです。日進月歩のエレクトロニクスビジネスに関わる業務であるため、スケジュールや開発内容の側面で、困難なシチュエーションになることもあります。しかし、研究・営業・工場が三位一体となって、目指す機能を実現し、お客さまに満足いただける製品を提供できた時には、大きな達成感が得られます。

今後の目標を教えてください。

まずは、現在携わっているハードコートフィルムの研究開発をより深く突き詰めたいと思っています。また、いつかは大学時代に学んだ木材・リグニンの知識を活かした新製品の研究開発にも挑戦したいです。一方、今後も研究者として歩んでいくかは、まだわかりません。私の場合、「研究をしたい」という思いと同時に、営業職や工場での勤務など研究以外の分野へもチャレンジしたいと考えています。幅広く経験したうえで、研究の知見を武器に日本製紙の経営戦略に貢献する、そんな人材になることが目標です。

未知の技術と出会って好奇心が刺激される

研究職の醍醐味を教えてください。

研究者は、日々触れるものすべてが新鮮で、新しい学びにあふれている仕事です。私の場合、化学物質の調合だけでなく、フィルムの硬さや強さといった物理特性、光の透過性や見え方といった光学特性など、これまで学んだ分野とは異なる知識や技術に次々と触れることができます。特に興味深いのは、スマートフォンやパソコンの画面といった、普段は何気なく見ているものの“裏側”を知れること。光のにごり具合(ヘイズ)や透過する光の色味、目に優しい表示を実現するための工夫など、画面の見やすさ一つにも多くの技術要素が詰まっていて、とても好奇心が刺激されます。

オフの日は?

社会人になってから始めたキャンプを楽しんでいます。人に囲まれた都会の日常から少し離れて、自然の中で過ごすことで、気持ちをリセットできる大切な時間です。焚火を囲んで、料理を食べて、時折、星天を眺めたりしながら、たわいもない話をする。そんな風にしていると、普段は気づかない自分の考えや気持ちと向き合うことができます。

※社員の所属やインタビュー内容は取材当時のものです