人を大切にする風土の中で
着実にステップアップ
T.A.
電気電子・情報系
入社理由は?
「モノを通して社会を支える製造業に携わりたい」と考えて、さまざまな企業や工場を見学する中で、大きな設備がダイナミックに動く日本製紙の工場に惹かれました。工場見学時で印象的だったのは、お会いした先輩社員の方々の対応。機械設備や製紙についてまだ十分な知識がなかった私の素朴で初歩的な質問に対し、一つ一つ丁寧に答えてくださり、理解と興味が深まるように働きかけてくれました。その真摯な姿勢から、「人を大切にしながらビジネスをしている会社だ」と感じ、日本製紙に応募しました。
仕事のどこが好き?
計装設計のやりがいは、製紙工程全体を見渡しながら工場を動かせる点にあります。工場ではDCS(分散制御システム)と呼ばれるシステムを使い、各設備の状態を一括で管理しています。中央操作室のモニターに、工場内の機械の動きや温度・圧力などが数値やグラフィックで表示され、工程ごとの状況をリアルタイムで確認できるようになっています。こうした設備を使って、一つの装置だけでなく、原料から製品になるまでの紙づくりの流れ全体に関わることができる仕事をとても気に入っています。
仕事内容
製紙の重要工程の更新工事を担当
入社後はどんな業務に就きましたか。
入社後は富士工場に配属されて、計装設計の業務に携わりました。計装とは、生産設備が安全かつ安定して動くように、電気やセンサーを使って制御する仕組みを設計・管理する仕事です。最初は分からないことばかりの私でしたが、入社間もない時期から大きな工事にも関わらせてもらいました。特に印象深い経験は、紙をつくる中心設備である抄紙機の更新工事です。
設計業務では、制御信号を受けて原料や水の流れを調整するバルブの選定など、設備全体を考えた細かな判断も求められますが、分からないことは先輩方が丁寧に教えてくださったおかげで、がむしゃらに学びながら成長することができました。
各地の工場の計装業務を本社の立場からサポート
現在の担当業務を教えてください。
現在は本社で、工場の計装設計業務をサポートする役割を担っています。各工場の計装設備をより良くするために、いつどんな設備投資をするかを計画・検討し、実現に向けて工場を支援。案件によっては直接工場へ赴き、現地調査をしながら詳細な工事仕様策定やプロジェクト推進に参画することもあります。その他、技術交流会や会議の企画、新入社員向けの教育内容の検討なども行っています。本社は、全工場の動きを俯瞰できる場所なので、これまでとは違う視点で計装の仕事を捉えられるようになりました。
今後、どんな風に成長したいと考えていますか。
これまで私は、比較的厚みのある板紙をつくるマシンに取り組んできました。今後は、ティシューやトイレットロールといった家庭紙の設備にも関わってみたいと思っています。家庭紙には、薄さや柔らかさが求められ、板紙とはまったく異なる難しさがあります。たとえばティシューは、些細な調整の違いで紙が切れてしまうほど繊細で、複数のロールを組み合わせた高度な制御が欠かせません。日本製紙の今後の主力となる家庭紙用品の製造技術を積極的に学び、技術者として成長していたいと考えています。
仕事で面白かったこと
自分のプログラムで思い通りの制御を実現
一番やりがいを感じたエピソードを教えてください。
私が特に面白いと感じているのは、計装設計の中で自らプログラミングに携われる点です。「どう制御すれば狙い通りに動くか」を考えながら設計していく工程は、プログラミング好きの私にとって非常に魅力的な時間です。例えば、紙を抄く前の液体状の原料であるパルプの濃度を調整する制御システムを構築した際、DCSに組み込むプログラムを試行錯誤しながら考え、最終的に形にしたことがありました。自分で手を動かしたプログラムで思い描いた通りの制御が実現できたときには、大きな満足感が得られました。
オフの日は?
週末はよく温泉に浸かりに行きます。最近は富士山麓にある温泉施設で一日ゆっくり過ごすのがマイブームになっています。また、個人経営のカフェやパン屋さんを訪れるのが好きです。旅の途中でふらりと立ち寄るパターンが多いのですが、店主のこだわりや趣味が感じられる空間に身をおくと、温かい気持ちになります。
※社員の所属やインタビュー内容は取材当時のものです